嘉瀬川交流軸
今からおよそ400年前、鍋島藩の武将・成富兵庫茂安は、佐賀平野に多くの治水・利水の施設群をつくりました。
その多くは、改修されながら、今でも現役で働いています。
さが水ものがたり館はその中でも最も重要な水利施設・石井樋の公園内に建てられた防災施設兼広報館です。
NPO法人嘉瀬川交流軸は、さが水ものがたり館を拠点に、小学生の郷土学習サポート、嘉瀬川交流塾の開講、
カヌー教室、水生昆虫・野鳥観察会、象の鼻をめぐる川流れ、森林公園自然池でのホタル水路建設、嘉瀬川ダム感謝祭など、嘉瀬川流域で様々な活動を行っています。
3町(嘉瀬・久保田・鍋島)連携森林公園水環境改善検討会議
嘉瀬町自治会長(当時)の「森林公園にホタルを飛ばしたい」との一言から始まった活動は、佐賀県、国土交通省、公園周辺の嘉瀬・久保田・鍋島の各まちづくり協議会、ホタル保護の活動家、学生を巻き込んで、森林公園の水環境改善全体にまで拡大しました。
ホタル水路掘削、水路の水の確保、自然池の池干しなどで一定の成果を上げましたが、いまだ道半ばです。
これからもじっくりと官と民の協働事業として取り組んでいきます。
地域おこしグループ「さざんか塾」
里山を守り自然の良さを子供たちに伝えていこうと25年前に発足しました。
荒れた竹山から竹を切り出し、手作りの竹楽器を製作し、日本初アマチュアバンブーオーケストラを結成、里山の自然を満喫できるフットパスコースづくりなどに取り組んでいます。
吉野ケ里町を貫流する田手川の上流域で、川を知り、川の大切さを知っていただこうと、親子参加の「川登アドベンチャー」を毎年実施しています。
活動拠点として「里山交流館」が完成しました。
現在、小水力発電所建設により行政に頼らない自立した地域づくりを支援しています。