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武雄温泉保養村の環境を考える会

武雄温泉保養村は、旧武雄市が「スコーレゾーン(教育・保養)」として、公共的温泉宿泊施設を誘致しきた池ノ内湖畔周辺をいいます。 その「環境・景観」を、維持・発展させる組織が「武雄温泉保養村の環境を考える会」です。 池ノ内湖管理地元区・湖畔各宿泊施設・県立宇宙科学館・地元の高校・保育園などをコアメンバーに池ノ内湖中心に活動しています。 水環境活動は、「蛍池」・「池ノ内湖」間を「せせらぎプロムナード」と呼び“ホタル”や“カヤネズミ”などの棲み処を保存し、 子どもたちが「水と緑」を実体験し、感性・想像力豊かな人間性確保を目指しています。

池ノ内湖外来種駆除プロジェクト

池ノ内湖の水質&環境を守るための外来種駆除・農業ため池の維持管理、二つを目的に立ち上げたプロジェクトです。 外来種駆除は、高校生の日常的活動の産卵床設置と調査、さらに5年に1回の「堤返しイベント」を行い、15年間で外来種ゼロ匹を達成することができました。 今後も5年間隔の「堤返しイベント」で、総合的水管理を継続していきます。 農業者が減少し、毎年の「堤返し」が困難になってきた中で、水環境イベントにしたことにより、子供たち・家族、小中高大学生の参加も得られるようになり、農業・農村の理解・コミュニティ再生にも貢献しています。

縫ノ池湧水会(白石町)


800年以上の歴史のある縫ノ池は、昭和30年代頃から農業用水や飲料水の不足を補うために地下水を過剰に汲み上げたため、湧水は止まり水の無い状態が長く続き、 平成13年に地下水を地表水に転換した事業の効果もあって40年ぶりに湧水が戻って来ました。 地区の人たちの感動は大きく、湧水を守り、地域活性化や自然景観の保全を目的に平成14年に「縫ノ池湧水会」を発足させ、子供から大人まで地区の住民全員参加の活動を始めました。 活動の内容は、池内清掃や花いっぱい運動、生き物調査、ホタル再生、地域小学生の水辺学習などの景観・環境活動。 キャンドルナイト、釣り大会、湧水を使った茶会などの地域の人達との交流活動。 縫ノ池には水や生き物についての言い伝えが残っており、それらを学習する歴史文化活動などを年間を通して行っています。 16年間の活動で地区の人々は表情も明るく、活動への参加も協力的でイベントには多くの人が訪れ交流を行うことで地域の活性化につながり地域づくりができています。 子供たちも水や生き物への関心が高く、環境保全への意識が高まっています。今後も縫ノ池の景観保全と地域活性化など、より良い「ふるさとづくり」に向かって地区全員で活動を続けます。